Notice 塾長ブログ

音読のつまずきで、いろいろなことが分かります

2026.09.24
お知らせ

当塾が、勉強の最初に必ず音読をする理由

小学生だけではありません。

中学受験生も、高校受験生も。

「国語が苦手」といっても、その原因は一人ひとり違います。

漢字が読めないのか。

言葉の意味が分からないのか。

文字を追うことに精一杯なのか。

文章を読めていても、内容を理解できていないのか。

読解問題を解く前に、まず私たちはそこを見ています。

音読すると「読めない漢字」が分かります

文章を黙って読んでもらうだけでは、

「本当に全部読めているのかな」

「分からない漢字を飛ばしていないかな」

「前後の文章から、なんとなく想像して読んでいないかな」

ということまでは、なかなか分かりません。

でも、声に出して読んでもらうと、すぐに見えてくることがあります。

漢字のところで止まる。

違う読み方をする。

少し考えてから読む。

同じ漢字なのに、出てくるたびに読み方が変わる。

一度読めた漢字を、次に出てきたときには読めない。

こうした小さなつまずきです。

「国語が苦手です」

という一言だけでは分からなかったことも、実際に読んでもらうことで、

具体的に確認することができます。

読めても「意味を知らない言葉」があります

音読を聞いていると、

「あれ?」

と思う瞬間があります。

読み方そのものは合っている。

でも、妙なところで止まったり、文章の意味に合わない区切り方をしたりする。

そんなとき、

「この言葉、意味分かる?」

と聞いてみます。

すると、

「分からない」

ということがあります。

初めて出会った言葉。

普段あまり使わない表現。

ことわざ。

慣用句。

読み方は知っていても、意味を知らない言葉。

文章を理解するためには、漢字を声に出して読めるだけでは十分ではありません。

言葉の意味を知り、

まで理解する必要があります。

そのため、当塾では音読をしながら語彙についても確認していきます。

一文字ずつ読んでいると、内容まで理解できていないことがあります

音読をしてもらうと、

「あ・さ・ひ・が・の・ぼ・り……」

というように、一文字ずつ追いながら読む子がいます。

読み始めたばかりの低学年であれば、もちろん自然なことです。

すると、文章全体の意味を頭の中でつなげるところまで余裕がなくなります。

最後まで読んだのに、

「何のお話だった?」

と聞くと答えられない。

もう一度、最初から読み直さないと分からない。

登場人物が分からなくなる。

誰が何をしたのか分からない。

説明文を読んでも、何について説明している文章なのか分からない。

そんなことがあります。

文章を「読むこと」と、文章を「理解すること」は同じではありません。

そのため、当塾では音読の速さだけを見ているわけではありません。

そこを見ています。

スラスラ読めても、理解しているとは限りません

反対に、とても上手にスラスラ読める子もいます。

漢字も間違えない。

途中で止まらない。

読み方もきれい。

ところが、

「今の段落には何が書いてあった?」

と聞くと、答えられないことがあります。

声に出して読むことには慣れていても、文章の意味が十分に入っていないことがあるからです。

そのため、当塾では音読が終わったあとに、

「これは誰のこと?」

「今、何が起きた?」

「この言葉はどういう意味?」

「この段落では何を言っている?」

などと確認することがあります。

読むこと。

言葉を知ること。

文章の意味を理解すること。

国語では、これらがすべてつながっています。

「国語が苦手だから」と、いきなり読解問題を増やしません

国語が苦手な子を見ると、

「読解問題をたくさん解けば、国語ができるようになるのでは?」

と思われることがあります。

もちろん、問題演習も必要です。

ただ、その前に確認したいことがあります。

そもそも文章を読めているのか。

漢字を読めているのか。

言葉の意味を理解しているのか。

一文をまとまりとして読めているのか。

文章全体の流れを理解できているのか。

ここが十分に整っていない状態で読解問題だけを増やしても、本人にとってはとても苦しい学習になってしまいます。

だから当塾では、いきなり問題を解かせるのではなく、

中学受験生も、国語の最初は音読です

中学受験になると、文章は一気に長くなります。

物語文。

説明文。

論説文。

随筆。

限られた時間の中で長い文章を読み、内容を理解し、問題に答えなければなりません。

だからこそ、

「もう受験生だから音読は必要ない」

とは考えていません。

中学受験生にも音読してもらいます。

文章の途中で読み間違える漢字。

意味を知らない言葉。

文の区切り方。

接続語の捉え方。

主語と述語。

どこで意味が分からなくなっているのか。

実際に音読を聞いていると、本人も気づいていなかったつまずきが見えてくることがあります。

中学受験だからといって、難しい問題ばかりを解くわけではありません。

必要であれば、基礎まで戻ります。

高校受験生も、国語の最初は音読です

高校受験生でも同じです。

国語の点数が取れないと、

「記述問題が苦手です」

「選択問題を間違えます」

「時間が足りません」

という話になりがちです。

ですが、実際に文章を読んでもらうと、

漢字で何度も止まる。

知らない言葉が多い。

一文を細かく切りすぎている。

長い一文になると意味が取れなくなる。

といったことが見つかる場合があります。

それなら、まずそこを整えます。

受験生だからといって、いきなり「問題を解くテクニック」だけを教えることはしません。

だから高校受験生でも、国語の最初は音読です。

音読は「上手に読む大会」ではありません

音読というと、

「大きな声で読みましょう」

「間違えずに読みましょう」

「スラスラ読みましょう」

というイメージがあるかもしれません。

もちろん、それも大切なことです。

でも、当塾で音読をしてもらう目的は、単に「上手に読ませる」ことではありません。

読めない漢字。

知らない言葉。

不自然に区切る場所。

一文字ずつ読む様子。

読み飛ばし。

読み間違い。

文章を読んだあとの理解。

そうしたことを、一つひとつ見ています。

もちろん、音読だけで発達特性や学習上の困難の原因を判断できるわけではありません。

ただ、

を考える大切な入口になります。

家庭でも、一度だけ音読を聞いてみてください

もし、

「うちの子、国語が苦手かもしれない」

と思ったら、一度だけ教科書を音読してもらってみてください。

採点しなくても大丈夫です。

途中で何度も間違いを直さなくても大丈夫です。

まずは、聞いてみてください。

どこで止まるかな。

どんな漢字を間違えるかな。

一文字ずつ読んでいないかな。

読み飛ばしはないかな。

文の途中で、不自然なところを区切っていないかな。

そして読み終わったあとに、

「どんな話だった?」

と聞いてみてください。

それだけでも、見えてくることがあります。

もし、

「思っていたより読めていないかもしれない」

「文章の内容がほとんど入っていない」

「少し気になるな」

と感じたら、家庭だけで何とかしようと抱え込まなくても大丈夫です。

「国語が苦手」の原因を、一緒に探します

漢字が読めない。

音読が極端に遅い。

一文字ずつ読む。

読み飛ばしや読み間違いが多い。

文章を最後まで読んでも内容が分からない。

国語のテストになると点数が取れない。

中学受験の国語が伸びない。

高校受験の国語が伸びない。

同じ「国語が苦手」でも、その理由は一人ひとり違います。

当塾では、問題集を渡して、

「とにかくたくさん解いて」

だけで終わることはありません。

まず読んでもらう。

聞く。

どこでつまずいているのかを見る。

必要であれば、学年や単元を戻る。

そして、その子に合った方法で少しずつ積み重ねていきます。

だから今日も、当塾の国語は、

から始まります。


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当塾では、発達障害・発達特性のあるお子さん、グレーゾーンのお子さん、不登校や行き渋りのあるお子さんを含め、一人ひとりの学習状況を見ながら支援を考えていきます。

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